

H.C.R.2018 ビジュアルデザイン
<型絵染について>
型絵染は、古くから日本に伝わる染織技法の一つです。
作品の構想から下絵をつくり、型紙に写して小刀で彫り抜きます。そして、彫った型紙を布または和紙の上にのせ、糊を置きます。糊が乾いたら染色し、水洗いして糊を落とすと作品が浮かび上がり、完成します。
型彫りによるシャープな線と、糊の粘度のある柔らかさが型絵染の表現の特徴です。
<プロフィール>
伊砂 利彦(いさ としひこ)
型絵染作家
1924 |
京都市中京区に生まれる |
---|---|
1945 |
京都市立絵画専門学校図案科卒業 |
1988 |
京都市芸術文化協会賞 |
1989 |
京都府文化賞功労賞、京都美術文化賞 |
1990 |
フランス政府より芸術文化勲章シュバリエ賞 |
2005 |
伊砂利彦―型染の美(東京国立近代美術 館工芸館) |
2008 |
伊砂利彦・志村ふくみ二人展(福島県立美術館) |
2010 |
日本文化藝術財団より第一回創造する伝統賞 |